~マインドフルネスの定義をはじめ、瞑想の実践方法、マインドとのかかわり方についてお伝えいたします~

①マインドフルネスとは?

マインドフルネスとは「今この瞬間に意識をして、過去でも未来でもない現在に意識を向けること」です。

1・どんなところで使われているの?

マインドフルネスは、もともとはYOGAの瞑想でした。


近年、マサチューセッツ大学の教授であるカバットジンによってMBSRという8週間プログラム、ストレス低減法という研究によってストレスが低減したという研究結果が得られてから、医療や福祉の現場で取り入れられるようになりました。

他にも、不安低減やうつ病などの精神疾患の治療に使用されることもあります。

参考:「マインドフルネスストレス低減法」J・カバットジン

また、企業ではGoogle、アップルなどの大手企業も社員研修としてマインドフルネス瞑想を取入れており、マインドフルネス瞑想を能力向上のトレーニングとして用いられていたことで注目を集め始めました。

以下にような効果があるといわれています。

  • 集中力の向上
  • ストレス低減
  • 仕事がはかどる
  • 悩みを客観的に把握できるようになる
  • 思考との関わり方を学べる

参考:「グーグルのマインドフルネス革命」

2・マインドフルネス瞑想を取入れた心理学
~認知行動法の視点から・治療法~

認知行動療法は、認知や行動に働きかける心理療法です。

認知行動療法では、マインドフルネス瞑想と「自由連想タスク」(Wells A,2009)などのワークを一緒におこなうことにより、思考と向き合ことと同時に、思考が浮かんでくる様子も観察することが出来ます。

思考と向き合うことで、思考にとらわれない状態になることを目的とした瞑想です。

「メタ認知療法」著者:エイドリアン・ウェルズ 訳・熊野宏昭先生(修士論文の副査をお願いした先生です^^

3・なぜマインドフルネス瞑想は良いのか?

私たちの思考は、マインドの状態によって考えていることや不安などの感情にのみ込まれてしまいます。

楽しい時は良いかもしれませんが、ネガティブなマインドの状態になってしまった際、なかなか自分自身で抜け出すのは難しいのではないでしょうか?

心理療法では、マインドフルネス瞑想を使って、ネガティブな状態から戻ってくることを目標としています。

4・思考と現実が理解できない??

私たちは言葉が現実を創り出している世界に生きています。言葉はバーチャル空間を創り出し、非現実を現実と勘違いをしてしまいます。

わかりやすく説明すると、「レモン」という言葉を聞くと、何だか酸っぱい感じがしてきませんか。実際にはレモンは目の前にはありませんが、レモンはマインドの中にはしっかりとあるのです。

しかし、レモンを考えなくなれば自然と酸っぱい感じもなくなります。

このように、思考は現実と区別することは出来ませんが、マインドフルネス瞑想と色々なタスクを組み合わせること異より、思考と現実に区別がつくようになります。

②マインドフルネス瞑想の実践方法

ここでは、私がオーストラリアのYOGAアライアンス取得コースで学んだ、インドの僧侶直伝のマインドフルネス瞑想と、認知行動療法の思考の向き合い方を合わせてお伝えいたします。

1・座り方について

あぐらをかいて座るのが基本ですが、足が痛い場合には椅子に座っても構いません。頭はまっすぐ上に、伸びるような感じで背中は丸めずに、また反りすぎないちょうど良いところで座ります。

2・手について

手は膝の上に楽な形で置いてください。上向きでも、下向きでも、親指でマルを作っても構いません。

3・目について

目は開いていても構いませんが、私は閉じていることが多いです。

4・身体に意識を向てみましょう

身体に意識を向けて、力がはいいているようであればリラックスしていきましょう。

第三の目といわれる額のあたりに意識を向けると身体の内部に意識が向きます。徐々に他の部分も確認していつもと違うところがないか確認してみます。

5・呼吸に意識を向けてみましょう

意識はその時々によってどこに向けるのか変えても構いませんが、慣れるまでは呼吸に意識を向けると良いでしょう。

呼吸は、鼻から入ってのどを通り、お腹が膨らんでから息は出ていきます。

この際に、呼吸に意識がいきづらい場合には胸に手を当ててみると良いです。

ここでは、呼吸はコントロールしないで大丈夫です。(YOGAではします。)

6・思考はそのまま眺める

ここで呼吸に意識が向くようになると、思考を眺めるという状態にも次第に入っていけるようになります。自分の思考に対して判断をせず、「今この瞬間」に意識を向けます。

ここまで来たらタスクなども一緒に行うことでより効果が望めるのではないでしょうか。

③マインドフルネスのデメリット

マインドフルネス瞑想は一見簡単そうに見えます。しかし、YOGAの講師であったインドのお坊さんのお話によると、

自分の思考と向き合うことで、今までは特に意識していなかった自分の考え方に気が付くようになります。

考え方が特に変わっていなければ良いですが、自分の思考に向き合った状態が苦痛になってしまう人がいるとのことでした。

私の考えでは、マインドフルな状態になれないで思考にとらわれてしまったのではないかと考えています。

ですので、マインドフルネス瞑想は出来ればサポートのある環境でされることをお勧めいたします。

④まとめ

マインドフルネス瞑想はストレス低減などにもお勧めですが、私はマインドの使い方入門という感じでお勧めです。是非、夢を叶える為にも使って頂ければ幸いです。

こちらの動画でも簡単に解説しております。御覧ください。

5分間マインドフルネス瞑想:マインドフルネスとは?(23秒)

5分間マインドフルネス瞑想:マインドフルネス瞑想の活用方法について(42秒)

5分間マインドフルネス瞑想:いざ実践!(7分)

瞑想というと少し難しそうな感じもするかもしれませんが、実際に動画で行えるように撮影をしてみましたので是非ご体験ください。

マインドフルネス瞑想いかがでしたでしょうか?

Erika’s mindでは、マインドフルネス瞑想をマインドとの関わり方の基礎として取り入れております。

もっと知りたい、もっと実践で使用したいという方は個人セッションでも行っておりますので気軽にお問い合わせください。

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それでは今日も素敵な1日をお過ごしください^^